脳の覚醒とは!?
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脳の覚醒というと何か、スピリチュアルな世界に飛んでしまうようなイメージを抱く方もいらっしゃるかもしれません。今までとは違った自分に生まれ変わるような状態を表現する際に、使われていたかもしれません。天から何かが、降臨する・・・。
脳科学において脳の覚醒はもっと現実的です。連続性で捉え各レベルでの状態を知ることで問題が起きていないか、あるいは、解決すべき課題は何か、特定する指標として活用しています。
睡眠、退屈、中程度の注意、最適レベル、ストレス、不安、パニックと覚醒レベルは、パフォーマンスカーブを描きます。覚醒が低すぎても高すぎても、仕事や生活で最適な対処ができなくなるので、状況に応じた覚醒レベルを維持できることが大切です。
感覚として自己理解できるものでもありません。何か、調子悪いなぁ、とか、休日にゆっくり休んだはずなのに疲れが取れていない、朝の目覚めもよくないしモチベーションも上がらない…などなど、そのような状況や症状は、身体というよりも脳が疲れてしまって覚醒レベルに問題が生じている可能性が高いのです。
覚醒レベルが調整できると、
- より良い集中
- 活力と持続力の向上(バイタリティ)
- 迅速な意思決定
- エラー数の減少
- 短い応答時間
- 創造性の向上
- より効率的なメモリ、記憶力の向上
- 学習の加速
- ストレス耐性の向上
- 生産性・業績の向上
- 燃え尽き症候群の予防
- より速く、より深いリラクゼーション
- 心と身体の調整
- 幸福感の向上
- 不安と舞台恐怖症(あがり症)の軽減
- 自信と積極性の向上
- より良い自己管理
- 自己認識の開発、自己への気づき
- 感情的知性(EQ)の開発
といった手に入れたい状態の実現が可能です。
あなたの覚醒レベルはどのような状態ですか、
覚醒レベルを知る手がかりは、アプローチによって異なりますが、脳波の状態を知ることが有効です。
以前お話しましたが、私の場合は前頭部にアルファ波が顕著に出現していました。これは薬物中毒患者の状態そのものでした。これでは日中のパフォーマンスは期待できません。ぼーっとしていて思考もままならずモチベーションも上らない。リアルな状態を知ることから覚醒レベルの調整は始まるのです♪