笑いの科学、大笑いで脳を活性化!

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笑う門には福来ると、いつもにこやかにしていると自然と幸せになれるということわざがあります。

笑うこと、ポジティブな感情を誘発しエネルギーが湧き出てくるようで、明るい未来も予感できます。

実際、生活を豊かにするポジティブな心理的な反応だけでなく、病気の治療も実証されていて笑いの治癒力は本物です。

果たして、笑うことは、脳の活性化にも作用しているのでしょうか。

やはりこのテーマを題材に検証されている研究者はいますね。

滋賀県立大学の畑野相子女史によれば、笑いは脳の前頭葉を活性化すると結論づけています。

一部をご紹介しましょう。

そもそも笑いには、いくつかの種類があるようで、社交上の笑い、緊張緩和の笑い、なんていうのも。実験のターゲットは、面白いなぁと感じたときの笑いで、快の笑い、認知的笑いというものです。

会話やお笑いを観ていて、面白いって感じられるのは、認知的笑い。認知的笑いは、過去の経験や;記憶を基礎としたもの。投げかけられたキーワードを保持して、過去の記憶情報と結合して面白さを認知的に判断し、笑いとして表出するわけです。

これはワーキングメモリーの機能で、前頭前野が担っています。

脳が活性化していないと笑えないということですね。

確かに、以前勤めていた会社でジャーナリストの田原総一郎氏を招いての講演会に参加したときに、「この会社の人は反応が早いですね・情報感度が違う、さすがです」とおっしゃっていたことを思い出しました。

当時、大爆笑の連続でした。

笑うと頬の表情筋が働き、顔面動脈が収縮し、脳から心臓へ戻る血流が増加する。そして新鮮な血液が脳にどんどん送られるようになり栄養補給が増え脳が活性化するそうです。

好循環のサイクルに入りますね。

実際、女史の検証実験では、集中力と注意力、即時記憶力、知的柔軟性である言葉を想起する力に効果があったとしています。

大脳は、心から笑うのも作り笑いも判断できないようですが、心から大笑いする方が、より脳の活性化に通じるようです。

大笑いは内蔵のジョギングとも言われています。

コロナ情報番組はシャットアウトして、たまには…でも積極的にお笑いビデオやyoutubeなどで、大笑いのひと時を楽しんで、脳の活性化をしてみましょう(^^♪

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