スイッチの切り替え、うまくやれてますか!?

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休んでも疲れがとれない、何となく疲れていると、最近、体の不調をよく聞きます。

私たちは、2つのモードを使い分けて生きています。

日中の時間帯に精力的に動いて、夜はゆっくり休んで明日に備える。この二つのモードを繰り返すことで、充実した日々を送れるわけです。

動く、と休む、このスイッチの切り替えは自律神経ですよね。

オンの時は交感神経、オフの時は副交感神経が優位になって体の機能を支えます。

だるい疲労感が抜けないのは、現代の私たちを取り巻く環境の変化、とりわけデジタル社会での生活に体がついていけていないから。結果として、スイッチオン状態が続いてしまうことで自律神経のバランスが崩れているからです。

サーカディアンリズム(体内時計)が狂うことで、睡眠の質の低下、日中のパフォーマンスの低下、頭痛、肩こりなど体に表れてしまうのです。体がハードだとしたら、脳はソフト。脳のバグが引き起こしているんです。

脳のバグは、どのように起こるのか。一つは、酸欠。脳波5分の1の酸素を消費しています。酸欠では脳の機能は落ちて集中力や記憶力も落ちてしまいます。最近、物忘れが・・・と気になる方は、酸欠状態かもしれません。実は、酸素を多くとればいいというものでもなくて、酸欠は酸素の吸い過ぎが脳細胞レベルで酸欠を引き起こしているのです。

今、あなたは酸欠状態ですか!?

試してみましょう。

アクティビティ!
 ・鼻をつまんで息を止めて~ヨーイどん!

 ・はい我慢できなくなって、呼吸をするまで何秒頑張れましたか。

30秒もたなかったら、酸欠気味かもしれません。

脳細胞に酸素を届けるには、二酸化酸素が大事な役目を果たしています。酸素は血液中のヘモグロビンにくっついて運ばれ、二酸化炭素が酸素とヘモグロビンを切り離すことで体内に酸素が供給されます。酸素が多くても、切り離す二酸化炭素が少なすぎると体内の取り込めないのです。アクティビティは、血中で二酸化炭素が溜まっていくことにどれだけ耐えられるかを知るヒントです。

スイッチオンの時は、交感神経優位で天敵を前にした際の闘争/逃走モードのように、心拍数は高まり、消化器系から血がひき、呼吸を多く行い血中の二酸化炭素は減少します。オン状態が24時間も続くと、酸素を取り込めなくなるので、浅く速い呼吸が常態化します。正に酸欠状態です。酸欠状態では、脳のバグが頻繁し脳の機能は低下して、全ての不調に通じてしまうのです。

スイッチオフの状態を生活の中で意識的に作らないとバランスを維持しにくい環境に身をおいているのかもしれません。

寝る直前までのスマホや電子機器類とのかかわり方も工夫が必要です。良質の睡眠を得られているかどうかも、バロメーターになります。オフの状態を大切にして、脳のバグを回避しましょう。

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