新年を迎え、どのようなチャレンジをしますか。
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今年は、武漢コロナで変化・変革の一年でした。
ニューノーマル。仕事から生活の全般に大きな変革をせざるを得ない方もいるでしょうし、微調整で対処できる方もいるでしょう。
エグゼクティブコーチとして、変革期におさえておかなければならないフレームは、全体-部分と漸進的変化-不連続的変化のマトリクスです。今、クライアントであるエグゼクティブがのような変革に挑もうとするのか、そしてリーダーシップを発揮する方向性はどのようなものなのかを理解しておく必要があります。
新しい年を迎えるにあたって、どのような変革にチャレンジするのか。
多くの方は、年頭で目標や課題を新たな気持ちで設定されると思います。
スタンフォード大学のケリー・マクゴニガル博士によれば、年初にプライベートでも仕事でも目標を設定した場合の挫折率は、92%としています。要するに、やれることではなく、手が届かない大きすぎる目標を設定していることが挫折の主要因だとしているわけです。
マネジメントやリーダーシップにおいては、正解はないという世界なので、コーチングの世界でも真逆の論理でクライアントに関わっている方々もいます。
ONE THINGの著者、実務家のゲアリーケラー、苫米地コーチは、むしろ改善レベルではなくイノベーティブなゴールにチャレンジすることでケタ違いのパワーの発揮と成果が得られるという文脈を大切にしています。
クライアントにしてみれば、どっちの文脈に乗ったらいいの?
ってことになりますよね。むしろコーチが迷うかもしれません。
どちらも正解なので、ややこしいわけです。
結論から言うと、どちらが自分らしいか、クライアントらしいか、ということです。
自己理解をメタ認知してみるとどちらの傾向性が高いのか。
・広くネットワークを広げ拡散していきたいのか、目の前の人に対して関心を持ってサポートしていきたいのか。
・志を持って対局から導きされた貢献課題に向かいたいのか、専門性を高めその領域で問題解決を極めたいのか。
加えて、前述のマトリクスでのチェンジのフェーズです。
これらのフレームをおさえておくと、個人としてはブレることなく着手でき、エグゼクティブコーチとしては確信を持ってクライアントに向き合えるでしょう。
べき論はやめて、自分らしいチャレンジの方向性があること、それを知ることが大切だということです。
新年の目標設定にヒントになればと思います。
今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!