ニューロフィードバックの歩み♬

そもそも脳波を扱うニューロフィードバック・トレーニング。脳波というのはいつから認識できるようになったかと言いますと、ハンス・ベルガー、ドイツ人軍医が息子の脳波を世界で初めて測定し紙に記録しました。1924年脳波測定器の発明です。一番目に発見された脳波は、8Hz~12Hz の周波数帯のアルファ波でした。ギリシャ語の方がかっこいいから、発見された順番で命名されたそうです♬

最も遅い周波数帯から順にデルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波(SMR含む)、ガンマ波。順番おかしいのは発見順になっているからですね。

脳波の存在を確認でき、心理学者たちは心について主観ではなく客観的な捉え方をしようと脳波に関心を持ち研究を続けました。

ジョー・カミヤは、アルファ波が心の安定と安らぎを与えること、そして自分でアルファ波をコントロールすることができることを検証しました。現在ではマインドフルネスな状態のなるための瞑想のゴールの一つとしてアルファ波の出現に関心をもっています。

ベトナム戦争、幼児虐待、麻薬の蔓延等々、荒廃していたアメリカで社会的な変革を導くためには、意識を変えないといけない。もっと自分を大切にしようとヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントの中で注目されたのもニューロフィードバックのアルファ波トレーニングでした。

また、一方でより実務的なアプローチ。バリー・スターマンは、NASAでの有毒ロケット燃料問題への対処で、感覚運動リズムであるSMR波の存在を世に知らしめ、癲癇発作の抑制に歴史的な成果を打ち出しました。薬や伝統的な作法を用いない心理学からのニューロフィードバックは、医学会からの抵抗の憂き目にあい、進展を中座せざるを得ない状況もありました。

しかし、本物は伝承します。癲癇発作の抑制に効果性が認められるならばと、ADHDの改善に挑戦する博士や様々なソリューションに貢献しました。

その後、脳疾患系の治療の領域に留まらず、スポーツ界やビジネス界でのピークパフォーマンスの向上で活躍、貢献してきました。

今日的には、トランステックの潮流でアメリカが先行していますが、脳科学や心理学にICTの技術を取り入れて、心理的、精神的な豊かさ、ウェルビーイングな生き方を実現することに貢献しています。

日本の会社でもトランステックの導入は、従業員の精神的安定はもおちろん、事業の生産性の向上からも必要不可欠な戦略と言えます。トランステックの潮流に古くて新しいテクノロジーは輝きを増しています♪

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