選択と決定、人生を豊かにする!?

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マシュマロ実験、4歳の子にマシュマロをひとつ、でもおじさんはちょっと外に出るから、15分食べずに我慢したら、もう一つあげるよ・・・。

どのくらいの子供がマシュマロを食べずに我慢し魅力的な報酬を勝ち取れたと思いますか?

3分の2の子供は、我慢できずに食べました。仕方ないですよね、前頭前野がまだ発達していないから。

追跡調査、青年期になった3分の1の子供たちは、大学受験テストで食べちゃった子よりも成績がよく絆のある友人関係を作り、問題行動もなかった。さらに42歳になったとき、社会的経済的成功を収めていたそうです。自制心が大事だということか。

私たちは、どうも自分で意識して分析的、論理的にものごとを捉えて、いくつかの選択肢の中から最良のものを決定している。と思い込んでいるようですが・・・。

2つの回路を通して判断、決定、選択をしている。両方の解が一緒ならいいのだけれど、ジレンマの連続ですね。ケーキ食べたい、でもダイエットしないと・・。

 選択について、人それぞれのスタイルとフレームを持っているので、意識しているときには自制が利いていたとしても無意識の状態や誘惑が強いと、自動システムにゆだねてしまうことになりそうです。マシュマロ食べちゃうだろうな。

 選択していること自体をちょっと意識することができれば、これから起こることをよい方向に。また判断後の結果からしっかりふりかえることができるので、選択することの質を高めることになるかもしれませんね。

ちなみに最近の研究でマシュマロ実験の再現性は疑わしいというエビデンスもあります。つまるところ、子の成長で成功確率が高い共通要素は家庭環境で経済的に豊かかどうかだという何とも夢のないものだった。

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